2023年10月1日(日)の試合結果。
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C 5-6 T
1 2 3 4 5 6 7 8 9 :計
T 0 0 1 1 3 0 1 0 0 :6
C 0 0 2 0 1 0 0 0 2 :5
(勝)岡留 1勝
(S)岩崎 3勝2敗35S
(負)床田 11勝7敗
T 馬場、岡留、及川、ブルワー、島本、桐敷、岩崎 - 坂本
C 大瀬良、大道、床田、一岡、中﨑、矢崎、アンダーソン - 會澤、坂倉
カープスタメン(前日から変更:※)
1 遊 小園
2 二 菊池
3 左 西川
4 一 堂林
5 中 秋山
6 三 上本 ※
7 右 末包 ※
8 捕 會澤
9 投 大瀬良
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今日は、6番サードに上本が入るスタメンになりました。九里、森下、益田が登録抹消され、一岡が出場選手登録されました。
阪神は今日はほぼレギュラーのスタメンとなり、カープは勝てばセリーグ2位が確定するという今シーズン最終戦が、マツダスタジアムで行われました。
カープ先発は大瀬良。開幕投手で今季最終戦をきれいに締められるか、という試合でしたが、1回表、1アウトから中野ヒット、森下死球、大山四球でいきなり満塁のピンチ。ここは佐藤、ノイジーと連続三振に打ち取って切り抜けました。
2回表は下位打線を三者凡退に抑えたが、3回表、先頭近本ヒットの後、中野を四球で出したところで、新井監督は早くも大瀬良をあきらめて大道をマウンドに。しかし森下四球でノーアウト満塁とし、大山は三振に打ち取ったものの、佐藤輝にセンター前ヒットを打たれて1失点。さらに満塁のピンチが続いたが、ノイジーはショートゴロダブルプレーで何とか最少失点でこの回を終える。
阪神先発馬場に抑えられていたカープは3回裏、先頭會澤がレフト前ヒットで出ると、大道の代打田中三振の後、小園がライトスタンドに逆転の2ランホームラン!これで2-1と1点リード。
4回表からは何と床田が中4日で約2年ぶりのリリーフ。なるほど、ここで1番いいピッチャーが出きて、しかもこのまま勝てば床田の12勝目、これはいい・・と思ったが、そううまくは行かなかった。簡単に2アウトを取った後、代打ミエセスのボテボテのサードゴロを上本が1塁悪送球して2アウト2塁とすると、近本にセンター前ヒットを打たれてあっさり2-2の同点に。
5回表には、先頭森下ヒットの後、大山のサードゴロダブルプレー・・という当たりをまた上本がセカンドに悪送球してノーアウト1、2塁。ここで佐藤輝にまさかの3ランホームランを打たれて2-5と3点リードを許す。正直、全く打てないデビッドソンではなくサードには上本を使って欲しいと思っていたので、今日は上本がサードスタメンで良かったと思っていたのですが、まさかの超痛い2失策・・。
それでも5回裏、末包の2ベース、送りバントと小園のレフト前ヒットですぐに1点を返して3-5。
6回表は、引退を発表した一岡が最後の登板。島田に8球全てストレート、145kmのスピードも計時して、最後は見逃しの三振を取って現役生活を終えました。まだやれそうに見えましたが、これで見納めとなってしまいました。
そして1アウトからマウンドを引き継いだのは中崎。中崎はしっかり近本、中野を打ち取ってこの回を終えました。やはりこの試合は絶対勝たなければならないと選手たち全員、強く思っていたでしょう。
しかし6回裏を三者凡退に抑えられると、7回表に登板した矢崎が、森下の2ベースと大山のヒットなどで1アウト満塁として、坂本にタイムリーヒットを打たれて3-6と3点差に。
3点差のまま9回裏まで進み、阪神は守護神岩崎がマウンドへ。先頭秋山が1塁線を破る3ベースで出ると、上本のセカンドゴロの間に1点を返して4-6。末包四球の後、代打マクブルームがライト前ヒットで1アウト1、3塁とホームランが出ればサヨナラという場面をつくる。ここで坂倉はファーストゴロで1点を返して5-6と1点差に。
2アウト1塁で今日3安打1ホーマーと1番期待できるバッター小園がバッターボックスに。しかし小園は三振に倒れてゲームセット。最後に意地を見せてくれましたが、惜しくも最終戦を落としてしまいました・・。
試合後には新井監督の挨拶や一岡の引退セレモニーが行われました。
新井監督の挨拶。
「開幕前の私たちのチームに対する評価は決して高いものではありませんでした。その悔しさをバネに、よし!見とけよと、みんなが、選手全員が頑張ってくれたおかげで、CSに進出することができました。」
「正直に言いまして、今日の負けはめちゃくちゃ悔しいです。この悔しい気持ちを持って全員でCS戦ってきます。ありがとうございました。」
最下位予想をする節穴解説者どもの予想を大きく覆し、優勝争いをして、最後まで阪神のマジック対象となり、間違いなくセリーグの台風の目になりました。そういう意味でもやっぱり最後は自力で2位を決めてほしかった・・。2位は上位だけど3位は真ん中辺・・みたいな印象になってしまわないかと、とてももったいない感じがします。貯金9あれば十分立派な成績なんですけど・・。
一岡の挨拶。
「今日のような、赤く染まったスタジアム、このマウンドからの最高の景色は、今日で引退しますが、一生忘れることはありません。本当に幸せな12年間でした。ありがとうございました。」
会見でも「後悔は不思議なくらいない」と言っていた通り、やり切ったという感じの清々しい表情でした。先日も書きましたが、糸を引くような素晴らしいストレートを投げていた姿が印象に残っています。これまで3連覇を含めて楽しい思いをさせてくれて、興奮と感動を与えてくれて、いっちー、本当にありがとうございました。これからも頑張ってください!
今日は横浜が勝利し、カープと横浜は2位で勝率が並びました。10月4日の巨人VS横浜戦で横浜が勝てばカープは3位、負けか引き分ければカープは2位と、横浜の最終戦の結果次第になってしまいました。この試合だけは嫌いな巨人を応援してしまうかもしれませんが、横浜も頑張ってここまで来たので、3位に落ちてもまあそれは仕方ないと心の準備はしておきたいと思います。