2023年7月13日（木）の試合結果。
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G 1-6 C
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 ：計
C 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 5 ：6
G 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 ：1
(勝)大道 1勝
(負)ビーディ 5敗1S
C 九里、ターリー、栗林、島内、矢崎、大道、中﨑 - 坂倉
G 戸郷、鈴木康、中川、高梨、ビーディ、大江、三上 - 大城卓
カープスタメン
1 三 上本
2 右 野間
3 中 秋山
4 一 松山
5 捕 坂倉
6 遊 小園
7 二 羽月
8 左 大盛
9 投 九里
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今日は、1番サード上本、4番ファースト松山、5番キャッチャー坂倉、6番ショート小園、7番セカンド羽月、8番レフト大盛というスタメンになりました。
まず、放送を見ていて気になったのが、アナウンサーの「3位カープ対4位巨人の直接対決」という言葉。3位と4位の対決という客観的事実を伝えるのは構わないが、この時期にどうでもいい順位の争いを強調してアホじゃないかと思いました。読売系の放送なので、巨人が3位に上がれるかどうかの重要な一戦だったのでしょうが、この時期の3位対4位の対決など正直どうでもいい。
巨人先発は戸郷、カープ先発は九里。序盤は二人の投げ合いという感じの試合展開でした。
4回裏巨人の攻撃。岡本2ベース、大城バントと中田死球で1アウト1、3塁から、吉川のセンター犠牲フライで巨人が1点を先制。1-0。
6回表、カープは先頭九里に代打田中を送る。田中凡退の後、上本ライト前ヒットと秋山ライト前ヒットで1アウト1、3塁のチャンスをつくると、松山の高いバウンドでファーストの頭を越えるセカンド内野安打で1点を返して同点！1-1。
7回表、先頭小園のピッチャー返しが戸郷の右ひざに直撃したが1塁アウト。そして戸郷は一旦治療に下がるも続投。2アウトから大盛が左中間を破る2ベースで出ると、ピッチャーターリーの代打は田村。田村は三球三振でこの回点は取れなかったが、この場面は是が非でも1点が欲しい場面。堂林も末包も菊池もデビッドソンも使える場面で二軍から上がって来たばかりの19歳田村を使うあたりに、新井監督の懐の深さを感じます。目先の勝利だけにこだわらず、若手も大事な場面で使って将来も見据えたような起用に見えました。
8回表からは巨人は戸郷を下げて継投策に入る。
カープも6回裏から継投に入り、ターリーは2アウト1、2塁とピンチをつくりながらも何とか無失点。7回裏登板の栗林は完璧に抑えて三者凡退。球速も154km出ており、大分調子が戻ってきているように見えました。
8回裏は島内が登板。丸ヒット、秋広もヒットでノーアウト1、2塁のピンチ。ここで岡本をショートゴロに打ち取り、ダブルプレーで2アウト3塁となるはずが1塁セーフで1アウト1、3塁としてしまいました。これはセカンド羽月の1塁への送球がそれたせいで、菊池だったらダブルプレーだったろうという場面でした。それでも島内は大城をセカンドフライ、中田四球で満塁とした後、吉川をショートゴロに抑えて何とか無失点で切り抜けました。
9回表、先頭松山がレフト前ヒットで出塁するが、代走は送らず。延長戦のことを考えると、松山を下げると打線が弱くなるので、西川がいない影響が出ているようにも感じました。俊足の羽月、大盛を先発で使っていたからというのもあったと思いますが・・。結局、坂倉ショートゴロダブルプレーでこの回得点はできず・・。しかし巨人のショート門脇の守備にはいつも感心してしまう・・。
9回裏は矢崎が登板。先頭門脇がセーフティバント、これを捕ったファースト松山が1塁に悪送球し、ノーアウト2塁としてしまう。ここは松山の守備も良くなかったし、セカンド羽月のベースカバーも遅かった。この辺にも西川と菊池がいない影響が出ているように感じました。代打若林敬遠でノーアウト1、2塁とし、梶谷はショートゴロで1アウト1、3塁とサヨナラのピンチ。
増田大の代打長野が登場し、「負けるのであれば長野に打たれて負けるのがいいな・・」と正直思いました。しかしカウントを悪くしたところで敬遠。1アウト満塁とサヨナラの大ピンチが続きましたが、秋広三振、中山ピッチャーゴロと打ち取ってギリギリ切り抜けました。正直、巨人が2番丸、4番岡本を8回代走で下げてくれていたのもラッキーでした。
10回表には、スタメンからはずれている菊池が代打で出てきました。結果三振でしたが、バットは振れるが投げる方はまだ厳しいようです。
10回裏は大道がしっかり三者凡退に抑え、カープは11回表、上本が死球で出ると、野間は初球バントをミスした後、2ボール1ストライクまでバントを試みるが、その後バスターエンドランでレフト前ヒットを打ってノーアウト1、2塁とチャンスを拡大。やはり野間は送りバントよりエンドランを決める方が確率が高いように思えます・・。
そして秋山はサード前に絶妙のバント・・これが内野安打となりノーアウト満塁の大チャンスに。打席には松山。「さすが新井監督、このために松山を残していたのね・・」と思いましたが、松山はいい当たりのファーストゴロでホームゲッツーと最悪の結果に・・。それでも2アウト2、3塁から、坂倉が値千金のセンター前ヒットでついに勝ち越し！1-3。
「よく坂倉と勝負してくれたな・・」と思っていたら、小園ライト前ヒット、羽月四球と続き、堂林の左中間2ベースで3点を追加してダメ押し。1-6。最後は中崎が締めて勝利！
今日は西川、菊池がいない中（菊池はいたけど）、その影響をモロに感じる内容でしたが、それでも全員でカバーして勝ち切った価値のある試合だったと思います。投手陣は九里、ターリー、栗林、島内、矢崎、大道、中﨑とピンチも多かったですが、よく1失点に抑えました。野手陣も10回まで1得点となかなか点は取れませんでしたが、最終的には先発全員安打で、特に11回は全員が仕事をしてビッグイニングをつくったのはお見事でした。
打のヒーロー坂倉は、リード面でも7人の投手を引っ張り、守備も大分上達したなと思える今日この頃です。以前はよく後ろにポロポロしていたのが、最近はよく止めてるなあと思うことが多いです。
菊地は様子を見ながら使っていく感じになりそうですが、やはりこの人の守備の影響力はとても大きい。そして西川がいないことは攻撃面で大きな影響があると思います。しかし今日のように全員でカバーして戦っていってほしいです。
これで首位阪神とは3ゲーム差。昨日のヒーローインタビューで森下が言っていたように、「優勝も見えている」と思うので、一戦一戦頑張って欲しいです。次は1ゲーム差2位横浜との2位3位対決。巨人はヤクルトとの4位5位直接対決を頑張ってください。
