2023年6月16日(金)の試合結果。
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C 2-0 L
1 2 3 4 5 6 7 8 9 :計
L 0 0 0 0 0 0 0 0 0 :0
C 0 0 0 0 2 0 0 0 X :2
(勝)床田 6勝1敗
(負)隅田 2勝6敗
L 隅田、ティノコ、ボー・タカハシ、佐々木 - 古賀、柘植
C 床田 - 會澤
カープスタメン
1 二 菊池
2 遊 上本
3 中 秋山
4 左 西川
5 三 デビッドソン
6 右 末包
7 一 堂林
8 捕 會澤
9 投 床田
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今日は、試合前に信じられない、信じたくないニュースが・・。カープの元大エース北別府さんが亡くなりました・・。私にとっては、未だにカープのエース、というと一番に思い浮かぶのは、北別府さんなのです。今日は北別府が先発だから勝ちだな・・そう思わせてくれるだけの大エースでした。引退してからも常にカープ愛あふれる発信を続けていた北別府さんの訃報に、今日は絶対に勝ってほしいと思いながらマツダスタジアムに向かいました。
両チームのメンバーや観客も全員、北別府さんに黙祷を捧げてから、試合は始まりました。今日は2番ショートに上本、7番ファーストに堂林、8番キャッチャーに會澤というスタメンになりました。
試合は、カープ先発床田と西武先発隅田による投手戦でした。
お互いに0行進が進み、動いたのは5回裏。カープ末包の打った打球は、バックスクリーンにに飛び込むソロホームラン!カープが先制!
さらに続く堂林が打った打球は、ライトスタンドに飛び込む2者連続ホームラン!これで2-0。大興奮でした。
會澤も続くか・・と期待はありましたが、センター前ヒット。この回は2点まで。
カープ先発床田は、いつも通りいいピッチングでした。ただ、先頭打者にヒットを打たれたのが4回と、ノーアウトからランナーを背負うケースが多かった。それでもしっかり後続を打ち取り、得点を許しませんでした。正直、5連敗中の西武打線に迫力がないのも事実でした。山川が不祥事で不在、中村剛也もケガで離脱中、森もオリックスに行ってしまったということで今の打線はちょっと怖さを感じませんでした。
床田は8回表まで投げて106球、無失点。8回裏は先頭打者ということで代打が送られるか・・と思いましたがそのまま打席に。ここ最近リリーフが失点するケースが多いこともあり、そのまま行って欲しいという思いでした。床田が打席に向かうと、場内では拍手が起きて、観客も床田を後押し。もちろん私も床田頼む・・と拍手しました。
そして9回表も危なげなく三者凡退に抑えた床田は、115球を投げて完封勝利!
今日は3塁側の内野席ということで?右隣りの席の人が西武ファンという、いつも回りにはカープファンしかいなかったマツダスタジアムで初めての経験をしてしまいました。周りを見渡すと、たま~にポツンと青いユニフォームの人がいるくらいの状態でしたが・・。周り中真っ赤な状態の中西武のユニフォームを着ている訳で、熱狂的なファンの方だったのだと思いますが、「今日は北別府さんの命日だから、申し訳ないけど負けてください」と心の中で思っていました。
そんな北別府さんのために絶対勝ってほしいと願っていた試合、床田が最後まで無失点で投げぬいて勝利という結果になり、本当に良かった。末包、堂林もナイスバッティングで興奮させてくれました。
これで私の今年のマツダスタジアム遠征成績は、カープが1勝2敗と、ようやく勝ちゲームを観ることができました。まさか北別府さんがこんなに早く65歳という若さで亡くなってしまうとは思っていなかったので、正直ショックでしたが、堂林が「北別府さんに勝利を届けられて良かった」と話し、床田が「何とかいい結果をと思って一生懸命投げた」とヒーローインタビューで語っていたのを聞けて良かったです。末包の堂林いじりも面白かったし・・。昨日の試合終了後、今年は現地で(カープ選手の)ヒーローインタビューを見れないのかな・・と思っていたので、本当にうれしかった。北別府さんも喜んでいるに違いない・・。
マツダスタジアムから帰る途中、手を合わせているファンの方がいて、何かなと見たら、北別府さんのパネルが・・。涙が出てきましたが、カープの選手たちには、北別府さんが喜ぶような試合をこれからも見せてほしいと思いました。