2024年7月4日(木)の試合結果。
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C 7-5 T
1 2 3 4 5 6 7 8 9 :計
T 0 3 0 0 0 0 0 0 2 :5
C 1 0 0 1 1 0 0 4 X :7
(勝)島内 6勝5敗
(S)栗林 2敗22S
(負)島本 2勝1敗
バッテリー
T 村上、島本、石井、浜地 - 梅野
C アドゥワ、矢崎、塹江、森浦、島内、黒原、栗林 - 石原
カープスタメン
1 中 秋山
2 遊 矢野
3 三 小園
4 一 坂倉
5 右 野間
6 捕 石原
7 二 菊池
8 左 堂林
9 投 アドゥワ
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1回裏、秋山ライト前ヒット、盗塁成功と悪送球でランナー3塁となり、矢野のライト前ヒットでカープが1点を先制。
2回表、佐藤四球、島田四球、梅野送りバント、小幡のレフト前ヒットで阪神が1点を返す。さらに村上のヒットで1点、近本のセンター犠牲フライで1点を追加。
4回裏、坂倉ライト前ヒット、野間レフト前ヒット、石原送りバント、ワイルドピッチでカープが1点を返す。
5回裏、矢野四球、小園レフトへの2ベース、坂倉のショートゴロの間にカープが1点を返して同点。
8回裏、小園ライト前ヒット、代走羽月盗塁、野間四球、羽月盗塁、石原四球、ワイルドピッチでカープが1点勝ち越し。さらに堂林のレフトへの2ベースで2点、代打二俣のセンター前ヒットで1点を追加。
9回表、近本3ベース、前川セカンドゴロの間に阪神が1点を返す。さらに大山のソロホームランで1点を追加。
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宇草が腰痛のため登録抹消され、中村奨成が出場選手登録されました。そして今日は打順を昨日から大きく変えてきました。
阪神先発は村上。1回裏、秋山のライト前ヒットの後、矢野の初球におそらくエンドランのサインが出て、矢野空振りでしたが秋山二盗とキャッチャーの悪送球でノーアウト3塁とし、矢野のライト前ヒットでカープが先制。
カープ先発はアドゥワ。得点した直後の2回表、佐藤と島田連続四球と送りバントの後、小幡、村上と連続でレフト前にタイムリーヒットを打たれて2失点の後、近本の犠牲フライでこの回3失点。さらに中野センター前ヒットの後、前川のライト前に落ちるかという当たりを打たれましたが、セカンド菊池が背走スーパーキャッチして何とかこの回を終える。
得点した直後に連続四球の後打たれて逆転を許す、とても残念な内容のアドゥワでしたが、3回、4回は抑えました。
カープは4回裏、坂倉と野間の連打と送りバントの後、ワイルドピッチで1点を返し、なお1アウト1、3塁の場面。堂林がセカンドフライに倒れると、アドゥワに代えて早くも松山を送りましたが、三振で得点できず。切り札を早めに投入したと考えるべきか、今年は去年ほど結果が出ていないので、もう切り札ではないと判断されたのか、松山の今後の使い方にも注目です。
5回裏は、1アウトから矢野四球と小園のレフトフェンス直撃の2ベースの後、坂倉はセンター前に抜けるかという当たりをショート小幡が好捕して1塁送球際どいタイミングでセーフの判定でしたがリクエストで判定が覆りアウトとなりました。それでもこの1打でカープはようやく同点。さらに2アウト3塁で勝ち越したい場面でしたが、野間のセンター返しは惜しくもピッチャーゴロとなりこの回は同点まで。
5回表から登板した矢崎は回跨ぎで6回表も投げて4奪三振の好投で試合を締めてくれました。
7回表、マウンドに塹江が上がると、近本死球と前川のヒットで2アウト1、3塁とピンチをつくってしまう。ここで森浦にリリーフするが、大山四球で2アウト満塁とし、昨日2ホーマーの佐藤との対決。フルカウントとなる大ピンチになったが、何とかレフトフライに抑えてギリギリ勝ち越しは許さず。この回踏ん張ったのも大きかった。そして8回表は、3登板連続失点していた島内が0に抑える。
今日最大の山は8回裏に訪れました。阪神のピッチャーが村上から島本に代わると、先頭小園がライト前ヒットで出塁。ここで小園に代走羽月。坂倉がセカンドフライに倒れた後、野間の打席の初球に羽月が盗塁。際どいタイミングでリクエストもありましたがセーフの判定は覆らず。
そして野間が四球で1、2塁となったところでピッチャー石井に交代。石井が石原に投げた初球、羽月は三盗に成功。この緊迫した場面での羽月の思い切りのいい走塁には痺れました。そして前進守備でノーマークとなった1塁ランナー野間も二盗して1アウト2、3塁に。カウントを悪くすると阪神は石原も歩かせて1アウト満塁として打席には菊池。
しかし菊池は三振してしまい、今日3打席ノーヒットといい所のない堂林が打席に。正直、「ダメだ、この回点取れない・・」と私が思ったところ、初球がワンバンしてキャッチャー梅野が横にはじく。ここで羽月は迷わずホームに突入。ついにカープが1点リードを奪いました。このホーム突入も、躊躇したらアウトになるタイミングだったので、羽月でなかったらホームインできなかったかもしれません。
すると堂林はレフト左に2ベースを打って2点を加えて6-3。さらに代打二俣のセンター前ヒットで1点を加えて7-3として試合を決めました。
9回表登板した黒原は、近本に3ベースを打たれ内野ゴロの間に1失点した後、2アウトから大山にソロホームランを打たれて2失点。セーブシチュエーションになって最後は栗林がリリーフし、佐藤を三振にとって勝利しました。
投手陣ではしっかり試合を締めた矢崎と大ピンチを凌いだ森浦が特に良かったと思います。野手陣では、秋山、小園が2安打し、この二人が打つとやはり点が入ります。そして矢野、坂倉、野間、石原、菊池、堂林とそれぞれが仕事をしました。羽月の大活躍はすごかったし、二俣もとても頑張っています。ヒーローインタビューは羽月、堂林、二俣の3人でしたが、二俣の初ヒーローインタビューは初々しかったです。
今日はスタメンも大きく変えて、初回からヒットエンドランを何度も仕掛ける超積極采配。そして勝負所で羽月を起用して思い切った走塁で勝ちをもぎ取りました。菊池の守備での超ファインプレーも2つほどありました。
昨日おとといの2試合がとてもストレスを感じる試合だったということもあり、今日の勝ち方には感動してしまいました。そしてこのカード3連敗を免れたのは大きかった。このカード、阪神は才木、大竹、村上を先発投手に立ててきましたが、この3投手を攻略するのはとても難しい。今は横浜が2位に浮上して来ていますが、やはり今年カープの最大の敵は阪神になるのではないかと私は思っています。