先日、漫画家の水島新司先生が亡くなりました。
水島新司先生と言えば、野球漫画の神と言ってもいいくらいの存在ではないでしょうか。
私にとって「ドカベン」は、子供の頃の記憶も一緒によみがえるくらい、思い入れのある作品です。
大分昔、「ドカベン」のコミックスを集めたいと思い、1巻から買い始めたら、6巻くらいまで?ずっと柔道が続いて・・。
今であれば大人買いしてしまうところですが、当時は親に買ってもらっていたか少ない小遣いで月一冊ずつくらいのペースで買っていたと思うので、野球が見たいのに柔道ばかりでなかなか話が進まないw
なんて思い出もありますが、キャラクターが敵味方含めてものすごーく魅力的ですよね。
山田、岩鬼、殿馬、里中、不知火、土門、犬飼兄弟・・などなど・・。
ググってたら、明訓高校が唯一負けたのが弁慶高校で、武蔵坊と義経、八艘飛びサヨナラとか、土佐丸高校との激闘、犬神の手が伸びる・・とか、殿馬や岩鬼の名シーンとか、当時の記憶がよみがえって来て、それだけで涙が出てきました。野球が熱いだけでなく感動的なシーンも一杯あったんだな・・。
去年鈴木誠也がやろうとしていた通天閣打法も通天閣高校の坂田三吉ですからね。
たぶん「ドカベン」だと思うのですが、米一粒には7人の神様がいるから残してはいけない・・というのを読んで、以降私は最後の一粒まで残さず食べるようになりました。
山田太郎のマネをして、電車の中でキャッチングの姿勢で耐えたり・・。プロ野球でもグリップに当たると必ず殿馬を思い出したり・・。かなり影響を受けました。
正直、ちゃんと読んだのは最初の48巻だけで、以降のプロ野球編とかは部分的にしか読んでいませんが、あらためて読みたくなりました。
しかし総巻数205巻とか・・すごいですね。
さらに「あぶさん」だったり「野球狂の詩」だったり「一球さん」だったり、やはり野球を愛し、野球を知っている人だからこその名作が多数生まれたんでしょうね。
大分昔、「大甲子園」(1980年代連載)らしいですが、中西球道が160kmの球を投げるシーンがあって、160kmってさすがにそんな球速高校生に出せる訳がない・・と当時思っていたのです。
当時、たぶんプロでも150km超えれば相当速い時代だったような記憶・・しかし、それが今本当に現実になっている。
以下記事に、水島新司伝説がまとめられていました。
160km投手の出現や4番打者全打席敬遠など、漫画の後に現実になっている。ホントにすごいですね。
「野球狂の詩」の水原勇気だって、今でこそ野球をプレイする女性も増えていると思いますが、女性のプロ野球投手なんて、当時はそんな発想誰も思いつかなかった時代だと思います。
未来を読んでいたのか、先生の夢がかなったのか・・、本当に伝説です。
私も、今カープファンとしてプロ野球を楽しんでいるのも、水島新司先生の漫画に受けた影響が大いにあると思います。
野球の楽しさを教えてくれ、感動を与えてくれて、本当にありがとうございました。