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2023/7/29 阪神VS広島 青柳VS森下 「今季初の引き分け」

2023年7月29日(土)の試合結果。

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T 2-2 C


  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 :計
C 0 0 1 0 0 0 0 1 0  0  0  0 :2
T 1 0 0 0 0 1 0 0 0  0  0  0 :2 


C 森下、中﨑、ターリー、島内、栗林、矢崎、戸根、大道 - 坂倉
T 青柳、加治屋、岩貞、岩崎、浜地、桐敷、島本 - 坂本、梅野


カープスタメン(前日から変更:※)
1 二 小園 ※
2 右 野間
3 中 秋山
4 一 松山
5 捕 坂倉
6 三 田中 ※
7 左 大盛 ※
8 遊 矢野 ※
9 投 森下

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今日は、投手の森下以外全員左打者というスタメンになりました。小園がセカンド。


カープ先発は森下。1回裏、近本2ベース、中野レフト前ヒットでいきなりノーアウト1、3塁。1アウトから大山のセンター犠牲フライで1点を先制される。1-0

 

阪神先発は青柳。3回表、矢野が高くはずんだセカンドへの内野安打で出ると、続く森下のバントの構えにファースト大山がアタックをかけるのに合わせて1塁ランナー矢野が好スタートで盗塁、2塁楽々セーフ。こういう作戦が実行できる今年は本当にいいと思います。森下凡退のあと、小園のライト前ヒットで1点を返して同点!1-1

ファーストがバントへのアタックで前に出るのに合わせて、ものすごいスタートを切る矢野

3回裏、先頭近本がヒットで出るが、中野の打席のときにウェストすると1塁ランナー近本は1、2塁間に挟まれてアウトに。解説の宮本さん曰く、エンドランを仕掛けたところ、ウェストして防いだとのことで、ベンチの指示なのか坂倉の判断なのか分かりませんが、こういう相手の作戦を封じる采配も素晴らしいと思いました。

 

4回裏、前川ヒットと送りバントで2アウト2塁となり、青柳の打球は2塁ベースよりセカンド寄りのゴロだったが、これをショート矢野が取って1塁アウトにしました。これはなかなかにすごい守備でした。

 

6回裏、森下は1アウトから佐藤輝明にホームランを打たれて1点リードを許す。2-1。さらに前川四球、坂本への投球中1ボール1ストライクのところでで森下は治療に入ったあと、中崎に交代。森下はどうもマメの影響で降板した模様です。中崎がその後は抑えてこの回を終えました。

 

青柳に抑えられていた打線は、8回表、リリーフ鍛冶屋がマウンドに上がると、矢野に代わる代打上本がライト前ヒットで出塁。代打磯村送りバントをしたがセカンドで刺されて1アウト1塁になり、ランナー磯村に代走羽月を送ると、阪神はピッチャーを岩貞に交代。ここで小園は初球をしっかり振りぬいて左中間を破る2ベース。羽月は俊足を飛ばしてホームまで帰ってきて2-2同点!さらに逆転のチャンスだったが、野間、秋山とセカンドゴロでこの回同点止まり。

 

同点の9回裏は栗林が登板。先頭の代打ノイジーに、高めに入った落ちないフォークをレフト前ヒットされノーアウト1塁。栗林はここから1球もフォークを投げませんでした。近本をストレート1球で抑えて、中野には10球粘られ四球としてしまい1アウト1、2塁のサヨナラのピンチ。森下はストレート1球で抑えた後、4番大山にはストレート中心に追い込んでから、外に3球続けてスライダー系の球を投げて空振り三振に!思わず栗林、坂倉ともにガッツポーズ!ストレートは力があり、スライダーも良かったですが、フォークだけは良くないと判断して投げなかったのか、よく抑えきりました。

サヨナラのピンチに大山を三振に抑えてガッツポーズの栗林と坂倉

10回裏は矢崎が抑え、11回表にカープは1アウトから野間、秋山の連続ライト前ヒットで1、3塁のチャンスをつくる。しかし松山三振、坂倉レフトフライで得点できず。松山は昨日から4番に入っているが、ノーヒット。代打で出てくると期待感MAXなのだが、なぜスタメンで出ると全く打てないのか・・。

 

11回裏、久しぶりに菊池がセカンドの守備に。ここ2試合ばかりはセカンドで上本がエラーをしたり、菊池ならダブルプレーが取れたんじゃないか・・というプレーもあったりしたので、ちょっと一安心。

 

そしてこの回が始まった段階でマウンドに矢崎がいたので、まさかこの時期に回跨ぎする気か・・と思いましたが、しばらくしてから戸根に交代のアナウンスが・・。首位攻防戦とは言え、常に先を見ている新井監督がこの時期に矢崎に回跨ぎなどさせないだろうとは思っていましたが、相手の出方を待ってから交代したのか・・おそらく最初から回跨ぎなどさせる気はさらさらなかったのだと思いますが、ちょっと驚きました。戸根森下に大きなレフトフライを打たれてちょっとヒヤッとしましたが無失点で切り抜けました。

 

12回表には、2アウトから上本と代打堂林の連打で1、3塁のチャンスをつくるが、今日猛打賞の小園は三振に倒れて得点できず。それでも、あれだけ打てなかった小園が、今は一番期待できるバッターになっています。結局今日は12回2-2のまま引き分けに終わりました。

 

今日は8人の投手がよく投げたと思います。それに盗塁を仕掛けたり相手のエンドランを防いだり、昨年までの仕掛けられっ放しみたいな感じはなく、相手を警戒させるような作戦が実行できていて、いい試合が出来ていると思います。

 

打線は1番小園が3安打、2番野間が2安打と頑張っていましたが、3、4、5番が打てないのがきつい。秋山が11回にようやくヒットを打ちましたが、それまでこの2試合クリーンアップがノーヒットと、これではなかなか得点できません。途中出場の上本が2安打しており、これなら4番は松山ではなく上本でいいのでは、と思えてしまいました。あと、大盛は数年前はもっといいバッティングをしていたような気がしますが、今は全く打てそうな感じがしません・・。

 

明日の阪神先発は左の伊藤なので、また打線はいじってくると思います。そろそろ菊池も復活できる状態でしょうか。