11月24日、WBSC世界野球プレミア12が終わりました。
開始当初は、メジャー組もいないし、「何で村上や岡本が参加してないんだろ、今一迫力のない打線だなあ」なんて思っていたし、WBCと比べて格も落ちるし・・とそれほど興味がわいてきませんでしたが、オープニングラウンドが始まると、坂倉が第一捕手として出ているし、小園もよく打つしなかなか面白い。
当初は森下が4番じゃなくて7番くらいだったらいい打線なんだけどな・・なんて思っていましたが、2番小園、4番森下、6番牧、9番坂倉あたりの期待度が高く、段々なかなかいい打線だなと思い始める。
オープニングラウンド3連勝で迎えたキューバ戦は最後まで大接戦の熱い試合内容で、5連勝でスーパーラウンドに進んだ頃にはかなり侍ジャパンにのめり込んでいました。
そしてスーパーラウンドの1試合目、アメリカ戦では、5回0-1と1点リードされた場面、坂倉のタイムリー2ベースで追いつき、小園のタイムリー3ベースで逆転。さらに7回には小園の3ランホームランで突き放し、8回にも小園の2ランホームランで圧勝。X上でもカープファンが大盛り上がり。「2ホーマー7打点と小園が止まらない」と情報番組でも取り上げられまくってうれしくてしょうがありませんでした。
続くベネズエラ戦も3-5と2点リードされた6回に坂倉のホームランで1点差とし、栗原の押し出しで追いついた後、あっと驚く牧の満塁ホームランが飛び出しての劇的勝利!楽しくて仕方ない!日本は続く台湾戦も勝って8連勝で決勝戦に進出。
これは優勝するだろうと思っていた決勝台湾戦では、ホームランを2本打たれて得点することも出来ず、まさかの敗戦で準優勝。優勝の期待度が高まっていたため、とても残念な結果となってしまいました。
しかし当初それほど興味の湧かなかった中、メチャクチャ楽しませてもらい、最後は完全にのめり込んでしまいました。坂倉や小園の活躍もあって、カープファンとしてはとてもうれしく、楽しいプレミア12でした。
優勝を逃して井端監督や坂倉の悪口とかを言っている人もいたようですが、8連勝で決勝進出して何を文句が言えましょうか。去年パリーグを圧勝したソフトバンクでも勝率.650、3試合に1試合は負けます。メジャーリーグとリトルリーグくらい実力差があるのならまだしも、世界の強豪国が集まった大会、当然負けるときもあります。国際大会での侍ジャパンの連勝が27でストップしたそうですが、よくこれだけの記録がつくれたなと思います。
決勝戦の台湾は強かった。台湾を褒めるべきでしょう。優勝おめでとうございます。そして坂倉は打率.444、小園は.387と大活躍!この経験を来季に活かしてほしいです!
プレミア12も終わり、今年も野球の季節が終わってしまったという寂しさの中、カープはサンドロ・ファビアン外野手(26)、ジョハン・ドミンゲス投手(28)と契約したとのニュースが入ってきました。
ファビアン外野手は、180センチ、81キロの右投げ右打ち。今季メジャーデビューし3試合ノーヒットだったが、マイナー通算では818試合で打率.265、104本塁打、479打点の数字を残しているとのこと。
ドミンゲス投手は、193センチ、86キロの右投げ右打ち。マイナー通算では137試合に登板して27勝32敗、防御率3.78。150キロ台中盤の速球とチェンジアップが武器とのことです。
先日発表されたモンテロ内野手と合わせて新外国人3人ともドミニカ共和国出身。そして残念ながらコルニエルとは契約しないということで、残留のハーンと合わせて投手2人、野手2人の新体制となりました。
特に野手2人の長打力に期待したいところですが、ここ数年期待を裏切られ続けているので、春までは期待しすぎないようにしておこうと思います。コルニエルはMAX165kmを出して期待されましたが、なかなか安定せず信頼を得ることが出来ませんでした。プレミア12でもドミニカ代表として出ていましたが、能力は高いので今後もどこかで活躍するのではないかと思います。
11月23日にはファン感謝デーも開催され、矢野のヤンキー姿なども見れたようですが、2025シーズンキャッチフレーズが「遮二無二(しゃにむに)」に決まったとのこと。ここ数年、方向性はブレておらず、良いキャッチフレーズなのではないでしょうか。
そして11月20日には、火の国サラマンダーズが、元カープの山口翔投手の現役引退を発表しました。サラマンダーズでは2年間投げて、球速も154km出ていたそうですが、NPB復帰はならず。本当に厳しい世界です。まだ25歳、これからまだまだいろいろ挑戦することと思いますが、頑張ってください。
最後に、MLBドジャースの大谷翔平が、2年連続3度目のMVPを受賞しました。DH専任での受賞はMLB史上初とのことですが、初めてホームラン50本と50盗塁の「50-50」を達成した訳ですから、当然の結果とは思います。常に我々の想像を超えてくる大谷ですから、来年はサイ・ヤング賞と三冠王とか取ってももう驚きません。本当にすごい選手です。