2024年6月2日(日)の試合結果。
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H 5-3 C
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 :計
C 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 :3
H 0 2 0 1 0 0 0 0 0 2X :5
(勝)長谷川 4勝
(負)島内 3勝3敗
バッテリー
C アドゥワ、塹江、森浦、矢崎、栗林、島内 - 石原
H 和田、藤井、杉山、津森、ヘルナンデス、長谷川 - 海野
カープスタメン
1 中 秋山
2 右 野間
3 二 菊池
4 指 小園
5 左 末包
6 捕 石原
7 一 中村健人
8 三 二俣
9 遊 矢野
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2回裏、近藤のソロホームランでソフトバンクが1点を先制。さらに中村晃2ベース、柳町2ベースで1点を追加。
4回裏、近藤四球、中村晃四球、柳町のヒットでソフトバンクが1点を追加。
9回表、小園センター前ヒット、石原レフト前ヒットの後、2アウトから田中広輔の3ランホームランでカープが同点に追いつく。
10回裏、緒方四球の後、近藤の2ランホームランでソフトバンクがサヨナラ勝利。
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カープ先発アドゥワは、2回、4回と失点し、もうちょっと先制点を与えないように頑張ってほしいところはありましたが、大量失点するわけでもなく、いつも通りという感じだったかもしれません。5回2アウトまで3失点という内容でした。
その後は、塹江、森浦、矢崎とつないで追加点は許しませんでした。前日三者連続三球三振をした森浦は、今日は内容今一な感じで7回裏に四球、内野安打、四球で1アウト満塁とピンチをつくってしまいましたが、栗原をセカンドゴロダブルプレーに打ち取り、よく無失点で凌ぎました。
カープはソフトバンク先発の和田に序盤から球数を投げさせ、3回表には二俣死球、矢野送りバント、秋山レフト前ヒットで1アウト1、3塁というチャンスをつくりましたが、野間のファーストライナーダブルプレーでチャンスをつぶすなど、今日も得点が出来ない展開が続きました。
6回表からは和田から藤井皓哉に継投され、野間と菊池の連打で1アウト1、2塁としましたが、小園、末包と倒れて得点出来ず。やはり小園の調子もちょっと落ちている感じがします。
スタメンの中村健人と二俣はあまり打てそうな感じがなく、7回には二人とも代打を出されました。今日は秋山、菊池が2安打していたものの、この3連戦またちょっと前のように点が取れなくなり、今日も点が入りそうな感じがしませんでした。
9回表には、マウンドにヘルナンデス。前日も特に左打者は打てそうもないというくらい威力のある球を投げていたので、今日も完封負けか・・と思っていました。しかし先頭小園がセンター前ヒットで出ると、末包三振の後、石原もレフト前ヒットで出塁。代打會澤三振で、2アウト1、2塁という場面となり途中出場の田中広輔。
「広輔ライトスタンドにぶち込んでくれないかな・・」なんて思いつつ、「さすがにこのピッチャーを左バッターがホームランというのは夢見すぎか・・」などと思っていると、田中広輔の振りぬいた打球は、ライトスタンド一直線!9回2アウトからの驚きの同点弾に、興奮してしまいました。中継ではファンの方が泣いている姿を見て、ちょっともらい泣き・・。
これは何とか勝ってほしいという展開になる中、10回裏に登板した島内が、山川に代わって4番に入っていた緒方に2アウトから四球を許し、近藤にサヨナラ2ランホームランを打たれるとは・・。結果的に緒方に四球を与えてしまったのが痛かったです。
そして島内は近藤に対して3球連続ストレートで1ボール2ストライクと追い込んでから投げたチェンジアップがやや甘く入ったとは言え、ちょっと体制を崩しながらライトスタンドに持って行ってしまった近藤のバッティングを褒めるしかないでしょう。やはりこの男はすごい。
悔しいサヨナラ負けとなりましたが、3-0で完封負けだと思っていた9回2アウトから田中広輔の劇的同点ホームランが見れたので、ちょっと救われました。アドゥワはツキがあるのか負けがつかず、和田は残念ながら勝ちがつかず。
これでカープはセリーグ2位に落ちました。ソフトバンクの投手陣が良かったとはいえ、またちょっと前の点が取れないチームに戻っているような感じです。オリックス戦の大爆発は何だったのか・・。打線の奮起に期待。
ソフトバンクに負けてこのカード3連敗と悔しい結果になりましたが、この借りは日本シリーズで返してほしいと思いました。パリーグもセリーグもまだどこが優勝するか全然分かりませんが、カープの選手達は秋にはさらに成長して、やり返してくれるに違いありません。