2024年5月19日(日)の試合結果。
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C 9-3 G
1 2 3 4 5 6 7 8 9 :計
G 3 0 0 0 0 0 0 0 0 :3
C 4 0 0 2 2 1 0 0 X :9
(勝)アドゥワ 4勝1敗
(負)高橋礼 2勝2敗
バッテリー
G 高橋礼、井上、平内、大江 - 小林、山瀬
C アドゥワ、森浦、塹江、中﨑、黒原 - 坂倉、石原
カープスタメン
1 中 秋山
2 右 野間
3 二 菊池
4 三 小園
5 捕 坂倉
6 左 末包
7 遊 矢野
8 一 林
9 投 アドゥワ
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1回表、丸四球、吉川ヒット、坂本2ベースで巨人が1点を先制。さらに萩尾のヒットで2点を追加して0-3。
1回裏、秋山四球、野間レフト前ヒット、菊池ファーストゴロで1アウト2、3塁とし、小園のレフト線に落ちるヒットでカープが1点を返す。さらに末包のレフトスタンドへの3ランホームランで3点を返してカープが逆転。4-3。
4回裏、坂倉のセンター前ヒット、末包のショートゴロが大きく跳ねたレフト前ヒットの後、林のライト前ヒットでカープが1点を追加。さらに満塁となり秋山のレフト前ヒットで1点を追加して6-3。
5回裏、坂倉のレフト前ヒットの後、末包のセンター前ヒットをセンター萩尾が後逸してカープが1点を追加。さらに1アウト3塁から矢野のレフト犠牲フライで1点を追加。8-3。
6回裏、菊池のレフトスタンドへのソロホームランでカープが1点を追加。9-3。
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カープ先発アドゥワは、1回表、いきなり四球でランナーを出した後、3安打されて3失点。制球が定まっていないようで、不安な立ち上がりでした。
しかし1回裏、巨人先発の高橋礼も四球の後のヒットと末包の3ランホームランで一気に4失点すると、一気にカープのペースに。阿部監督は怒ったか?早くも2回から井上をリリーフに送りました。
すぐに逆転してもらったアドゥワは、2回からは立ち直り、5回まではほぼ完璧に抑えて追加点を許しませんでした。6回に四球とヒットでノーアウト1、2塁としたところで森浦に交代。森浦が圧巻のピッチングで、三者連続三振で巨人に行く流れを完全にシャットアウト。素晴らしかったです。
今日のカープの攻撃は、1回の小園のタイムリーはいいところにポテンと落ちるラッキーヒットだったし、4回のノーアウト1塁から打った末包の打球はショートゴロダブルプレーコースの打球が大きく跳ねてヒットになったり、ラッキーなヒットもありました。
ただ、矢野以外の先発野手が全員安打し、矢野もいい犠牲フライを打って4回から6回まで毎回追加点を入れて点差を広げ、楽な試合展開になりました。
6点リードとなり、7回塹江、8回中崎、9回黒原と伸び伸びと投げ無失点で今日は楽勝。マツダスタジアムで巨人に3連勝してカープは2位に浮上しました。
末包は3安打3打点、今季初ホームランも出て大活躍。坂倉も今日も2安打で、今度こそ調子は本物に見えます。小園も相変わらずの勝負強い打撃が光り、秋山は4回に芸術的なバッティングでタイムリーヒット。
そして、今日は林が1打席目にライトにヒット性の当たりを打ったにも関わらず丸の好プレーに阻まれ残念・・だったのですが、その後ライト前に詰まり気味に落ちるタイムリーヒットと鋭い当たりでファーストを強襲するようなライト前ヒット、2本のヒットを打ちました。初球からしっかり振りに行けているし、いい当たりも出るようになってきました。
林と矢野は、今お試しスタメンという感じだと思いますが、準レギュラークラスになるチャンスの時期に思えます。楽しみな二人です。
今日のヒーローインタビュー、末包は「また小園が打ちやがった、と思って」「小園さんとピッチャーのおかげだったので、小園以外で頑張ろうと思っていました」と話していましたが、これでカープは2試合連続二桁安打と、末包の復帰や坂倉の復調も大きく、ようやく打線に活気が出てきました。
今日解説の中田廉さんも、今季のカープはどのリリーフピッチャーも勝ちパターンで行けると話していましたが、本当にその通りだと思います。矢崎、島内、栗林とつなぐのが勝ちパターンですが、連戦となる場合などは塹江、森浦、黒原を使っても抑えてくれそうな期待感があります。数年前だとリードを許すと負けパターンの投手が出てきてさらに点差を広げてしまう・・というケースが多かったと思いますが、今は誰がリリーフで出てきても抑えてくれそうな布陣になっています。チーム防御率も阪神に次ぐ2位となりました。
このまま投手陣が頑張りを続け、完封負けが多く貧打だった打線が調子を出してくれば、連勝を伸ばしてさらに貯金を増やせるのではないでしょうか。次の阪神戦で連勝を伸ばし、首位に立って一気に引き離すことも可能な状態になってきていると思います。